橡の花とちのはな
この頃の陰鬱な天候に弱らされていて手紙を書く気にもなれませんでした。以前京都にいた頃は毎年のようにこの季節に肋膜を悪くしたのですが、此方へ来てからはそんなことはなくなりました。一つは酒類を飲まなくなったせいかも知れません。然しやはり精神が不 …
作品に特徴的な語句
ぶつ そもそも ほぐ おく 此方こっち 滑稽おどけ にく おのずか おぼ うらやま 忍冬すいかずら たい うた 飾燈ネオン 使つかい 種々いろいろ 鬱陶うっとう ゆが 流行はや 驢馬ろば 湯槽ゆぶね 無暗むやみ ひと しわ べつ 音諧おんかい あら 雲翳うんえい へだ 関聯かんれん 肋膜ろくまく 遠離とおざか ひざ ふく 椎茜しいあかね ほたる きぬ 遠退とおの 身体からだ 貪婪どんらん 俯向うつむ 嫌悪けんお たま 嘲笑ちょうしょう 南葵なんき 判然はっきり 凱歌がいか 億劫おっくう 倦怠けんたい 何時いつ 何故なぜ 伸々のびのび 伴侶はんりょ 亢奮こうふん 些細ささい あらかじ 不図ふと はた かし しい 棘々とげとげ 梅雨つゆ さく ほお かす 此方こちら 悶着もんちゃく しょう 微笑ほほえ ゆる がけ 尾籠びろう もっぱ