“肋膜”の読み方と例文
読み方割合
ろくまく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は其の頃肋膜ろくまくを少し痛めているらしかったが山に居る間はどうやら大した事にもならなかった。彼女の作画はこの時始めて見た。
智恵子の半生 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
「私の健康。そんなものが何んでせう。私の肋膜ろくまくは毎日うづきます。いつそ腐つてどろどろになつたら、それでいいでせう。それで。」
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)
彼女は僕が会社で自分の配下につかっていた助手の妹で、彼が肋膜ろくまくわずらって寝たとき、欠勤けっきんの断りに僕を訪ねて来たことがあった。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)