鼻色びしょく)” の例文
と独りかこって、嘆息久しゅうしていたが、やがて病室に帰るやすぐまた打ち臥して、この日以来、とみに、ものいうことばも柔かになり、そして眉から鼻色びしょくには死の相があらわれていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)