鵞筆がぺん)” の例文
それはどうもらちが明かないから、その紙に礬水どうさをして、れから筆は鵞筆がぺんで以て写すのがず一般の風であった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その鵞筆がぺんと云うのは如何どう云うものであるかと云うと、その時大阪の薬種屋やくしゅやか何かに、鶴かがんかは知らぬが、三寸ばかりにきった鳥の羽の軸を売る所が幾らもある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)