“鳥入”の読み方と例文
読み方割合
とりいって100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
温い水を背に押し分けて去るあとは、一筋のうねりを見せて、去年のあしを風なきになぶる。甲野さんの日記には鳥入とりいって雲無迹くもにあとなく魚行うおゆいて水有紋みずにもんありと云う一聯が律にも絶句にもならず、そのまま楷書かいしょでかいてある。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)