鱗茸りんじょう)” の例文
ここなる二ひらの帆立貝ほたてがいのひとつは藤紫ふじむらさきに白をぼかし、放射状にたてた幾十の帆柱は無数の綺麗きれい鱗茸りんじょうをつらねて、今しもほとばしりいでたあけぼのの光がいろいろの雲の層にさえぎられたようにみえる。
小品四つ (新字新仮名) / 中勘助(著)