魚槽かめ)” の例文
「今捕るものは何ぞ」と尋ねしに、「鯉なり」と答ふ。「有らば売らずや」と言へば、「三四本有り」とて、舟を寄せたり。魚槽かめの内を見しに、四百目ばかりなるをかしらとし、都合四本見えたりし。
釣好隠居の懺悔 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)