魚懸さかなかけ)” の例文
西鶴の『永代蔵』であったか、『胸算用むねさんよう』であったか、台所に魚懸さかなかけというものがあり、年末にぶりでも懸けてあるのを見て、出入の者がもう春の御支度も出来ましたという条があったと記憶する。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)