鬼魚おこぜ)” の例文
一たびふぐを前にしては、明石鯛の刺身も、鬼魚おこぜのちりも変哲へんてつもないことになってしまい、食指が動かない。ここに至って、ふぐの味の断然たるものが自覚されて来る。
河豚のこと (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)