“鬼隷”の読み方と例文
読み方割合
きれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今更云うまでもない事だが、鬼狐の談に富んだ支那の小説では、城隍じょうこうを始め下廻りの判官や鬼隷きれいも暇じゃない。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
いぬの肉さえ供物にすれば、悪人の味方もすると云う、賊城隍がある位だから、人間の女房を追い廻した報いに、肘を折られたり頭を落されたり、天下に赤恥を広告する判官や鬼隷きれいも少くない。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)