“鬼傑”の読み方と例文
読み方割合
きけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さるにても、偉大なる煩悩将軍ぼんのうしょうぐんではある。彼の如き鬼傑きけつでも、わがへの愛には、この三千余騎を具してもなお、敵の哨兵の眼さえ恐い。白皚々はくがいがいの天地をよぎる一羽のこうの影にさえ胸がとどろく。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)