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鬢附
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びんつけ
ふりがな文庫
“
鬢附
(
びんつけ
)” の例文
江戸の水、
常磐香
(
ときわこう
)
の
鬢附
(
びんつけ
)
、玉屋の
紅
(
べに
)
、それを甲府に求めて得られない時は、江戸までも使を立てて呼び求めます。
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
外科なんと来た日にゃあ、
鬢附
(
びんつけ
)
へ水を垂らしてひやりと
疵
(
きず
)
につけるくらいなところ。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
形
(
かた
)
に
御殿形
(
ごてんがた
)
、お
初形
(
はつがた
)
、歌舞伎形などありと知るべし。次には櫛なり、
差櫛
(
さしぐし
)
、
梳櫛
(
すきぐし
)
、
洗櫛
(
あらひぐし
)
、
中櫛
(
なかざし
)
、
鬢掻
(
びんかき
)
、
毛筋棒
(
けすぢぼう
)
いづれも
其一
(
そのいち
)
を
掻
(
か
)
くべからず。また、
鬢附
(
びんつけ
)
と
梳油
(
すきあぶら
)
と水油とこの三種の油必要なり。
当世女装一斑
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
鬢
漢検1級
部首:⾽
24画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“鬢附”で始まる語句
鬢附油