髪髯はつぜん)” の例文
旧字:髮髯
見れば、面はかにの如く、犬牙けんがは白く唇をかみ、髪髯はつぜん赤く巻きちぢれて、見るから怖ろしい相貌をしているが、平常はむッつりとあまりものをいわないたち文醜ぶんしゅうであった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)