高箒たかばうき)” の例文
そして竹細工の手つだひをしたり、また近処の家でつくる高箒たかばうきを背負つたりして、時々東京へ売りに行つた。その都度つどもと住んでゐた町会へも立寄り、女房子供の生死を調べたが手がゝりがなかつた。
にぎり飯 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)