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高泉
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こうせん
ふりがな文庫
“
高泉
(
こうせん
)” の例文
「若い時に
高泉
(
こうせん
)
の字を、少し
稽古
(
けいこ
)
した事がある。それぎりじゃ。それでも人に頼まれればいつでも、書きます。ワハハハハ。時にその
端渓
(
たんけい
)
を一つ御見せ」
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
新井白石
(
あらいはくせき
)
は加州を「天下の書府なり」と云い、
荻生徂徠
(
おぎうそらい
)
は「
加越能
(
かえつのう
)
三州に窮民なし」と云った。また
明
(
みん
)
の
僧
(
そう
)
高泉
(
こうせん
)
は
文宣王
(
ぶんせんおう
)
の治世に比して「さらに数歩を進めたるもの」とさえ称した。
日本婦道記:梅咲きぬ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
余は書においては
皆無鑒識
(
かいむかんしき
)
のない男だが、平生から、
黄檗
(
おうばく
)
の
高泉和尚
(
こうせんおしょう
)
の
筆致
(
ひっち
)
を愛している。
隠元
(
いんげん
)
も
即非
(
そくひ
)
も
木庵
(
もくあん
)
もそれぞれに面白味はあるが、
高泉
(
こうせん
)
の字が一番
蒼勁
(
そうけい
)
でしかも
雅馴
(
がじゅん
)
である。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
泉
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
“高泉”で始まる語句
高泉和尚