體質からだ)” の例文
新字:体質
保姆ばあやのベシーに叱言こゞとを云はれて悲しくなり、また、イライザやジョンやヂョウジアァナ・リードより體質からだの弱いことに敗目ひけめを感じていぢけたりして、いやに寒い夕方、家へ歸つてゆくのは
これは水ぎらひとか、恐怖とかいふのから出來ないのではなくて、生れた土地的のものからと、體質からだからとで、水練の機會がなかつたからだが、これは、一生を通じて損をした大きなものだと思ふ。
(旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)