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骨肉
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みうち
ふりがな文庫
“
骨肉
(
みうち
)” の例文
それも真実わが腹痛めた。息子か娘が患者の場合じゃ。ほかの
骨肉
(
みうち
)
の連中と来たなら。同じ血分けた
父
(
おや
)
兄弟でも。実に冷淡無情なものだよ。
殊
(
こと
)
にお若い妻君なんぞは。
申訳
(
もうしわけ
)
だけ二三日位は。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
四辺
(
あたり
)
が静かになって、人が寝静まってしまうと、
骨肉
(
みうち
)
のものや、知っている人の死にかかっている枕元に坐って見守っていると、刻々に襲い来る、不安と恐怖に怪しく胸の鼓動の高まるのを覚える。
夜の喜び
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
どうか
治癒
(
なお
)
して下さりませと。涙流して溜息ついて。頼み入るのが少くないが。そんな
骨肉
(
みうち
)
の連中の中でも。ホンニ
心
(
しん
)
から
真情
(
まごころ
)
籠
(
こ
)
めて。
治療
(
なお
)
すつもりで介抱するのは。実のところが母親ばっかり。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“骨肉”の意味
《名詞》
骨 肉(こつにく)
骨と肉。肉体。
血の繋がっている人。
(出典:Wiktionary)
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
肉
常用漢字
小2
部首:⾁
6画
“骨肉”で始まる語句
骨肉相姦
骨肉親族
骨肉恩豈断