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馬喰町
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ばくろうちょう
ふりがな文庫
“
馬喰町
(
ばくろうちょう
)” の例文
私の宅はその頃下谷の松山町にありましたので、
其所
(
そこ
)
から日本橋の
馬喰町
(
ばくろうちょう
)
の
越中屋
(
えっちゅうや
)
という
木地
(
きじ
)
商(象牙の)の家へ仕事に毎日行くんでしてね。
幕末維新懐古談:46 石川光明氏と心安くなったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
陸が
始
(
はじめ
)
て長唄の手ほどきをしてもらった師匠は日本橋
馬喰町
(
ばくろうちょう
)
の二世杵屋勝三郎で、
馬場
(
ばば
)
の
鬼勝
(
おにかつ
)
と称せられた名人である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
じつあ、あの町奴め、さかさねこの
伝兵衛
(
でんべえ
)
とかいう野郎でね。ねぐらがまた大笑いなことに、八丁堀とは目と鼻の日本橋
馬喰町
(
ばくろうちょう
)
の大根
河岸
(
がし
)
だとぬかしゃがるんだ。
右門捕物帖:26 七七の橙
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
花の頃ではありませんでしたが、喜多院や三芳野天神へも参詣して来ました。今はどうなったか知りませんが、その頃は石原町というところに宿屋がならんでいて、江戸の
馬喰町
(
ばくろうちょう
)
のような姿でした
半七捕物帳:63 川越次郎兵衛
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ここでまた話が八重になりますが、……その頃
馬喰町
(
ばくろうちょう
)
の
小町水
(
こまちすい
)
の本舗の主人に平尾賛平氏という人がありました。
幕末維新懐古談:74 初めて家持ちとなったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
▼ もっと見る
「日本橋
馬喰町
(
ばくろうちょう
)
新右衛門
(
しんえもん
)
身内、おなつ」
右門捕物帖:30 闇男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
喰
漢検準1級
部首:⼝
12画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“馬喰町”で始まる語句
馬喰町中