かん)” の例文
優しい銀緑色の清純なかんばしさ、重さ、燦めきが堆団マスとなっていちどきに感覚へ溢れて来る。
わが五月 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
一軒のお長屋の土塀を越して、白木蓮しろもくれんの花が空に向かって、かんばしいにおいを吐いている。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)