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飯綱
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いいづな
ふりがな文庫
“
飯綱
(
いいづな
)” の例文
今は
飯綱
(
いいづな
)
神社で、
式内
(
しきない
)
の
水内郡
(
みのちぐん
)
の
皇足穂命
(
すめたりほのみこと
)
神社である。昔は
飯綱
(
いづな
)
大明神、または飯綱権現と称し、先ず密教修験的の霊区であった。
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
この旅館が、
秋葉山
(
あきばさん
)
三尺坊が、
飯綱
(
いいづな
)
権現へ、客を、たちものにしたところへ
打撞
(
ぶつか
)
ったのであろう、泣くより笑いだ。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
狐憑
(
きつねつき
)
、これもなかなか多かったようですが、一種の神経衰弱者だったのでしょう。この時代には「狐憑」もあれば、「狐使い」もありました。狐を使う者は
飯綱
(
いいづな
)
の行者だと言い伝えられていました。
江戸の化物
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
飯綱
(
いいづな
)
にも
黒姫
(
くろひめ
)
にも炭焼の煙がたつ。煙が
裾曳
(
すそび
)
くのは
山颪
(
やまおろし
)
であろう。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
飯
常用漢字
小4
部首:⾷
12画
綱
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“飯綱”で始まる語句
飯綱権現
飯綱原
飯綱遣