飛々ひひ)” の例文
宵のうちには、乱雲飛々ひひのあいだに、月のこぼれて来る間は短く刻まれていたが、いつのまにか大空の雲は片寄って、広い星梨地ほしなしじの天体がぎ出されていた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)