顰蹙ひんしゆく)” の例文
かひ/″\しく台所に働いたり洗濯をしたりきちん/\小遣帳をつけたりする今の自分に顰蹙ひんしゆくを感ずるのだらうかと、それも考へないことではなかつた。
のらもの (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
参政権問題については急進派の婦人が男子も最早もはや現代にあへてしない様な暴動を相変らず実行して識者を顰蹙ひんしゆくさせて居る。しかある階級の婦人が男子と対等の資格を要求するのには拒み難い真理がある。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)