頸圏くびわ)” の例文
遠くから、もう一台、四頭の毛の長い馬に曳かれたからの軽馬車がガタゴトやって来たが、馬の頸圏くびわはぼろぼろで、馬具は荒縄だった。
が、その声がまた、ロシア式にいうと、まるで釘抜で頸圏くびわを馬につけるような、恐ろしくまどろっこく、ものうげな調子であった。
頸圏くびわも一頭のなどはこれまで、何時いつもボロボロになって、革の下から麻屑が覗いているといったひどいものがかけてあったのだが、いまはそれが立派に繕ってある。