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頓知
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とんち
ふりがな文庫
“
頓知
(
とんち
)” の例文
俳句などというものは当意即妙で
頓知
(
とんち
)
さえあればできるもののごとく心得ている人がずいぶんありますが、そうではありません。
俳句の作りよう
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
一行中の
頓知
(
とんち
)
のいい男が大声で、「天狗様は木登りも上手だが、木からおりるのも速かろう。一つ、われらにその妖術を見せてくれまいか」
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
「シーニュ(白鳥)にはシーニュ(合い図)がわかる。」と市民はその
頓知
(
とんち
)
を得意そうに言った。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
これはただ
仮面
(
めん
)
かぶりと
頓知
(
とんち
)
の天才、法律的ごまかしの天才なんだからね——してみれば、なにも特に驚くにゃ当たらない! いったいこんなのがあり得ないことかい? だが
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
この犬の
尾
(
お
)
のふり方にはたいていの人の
舌
(
した
)
や口で言う
以上
(
いじょう
)
の
頓知
(
とんち
)
と
能弁
(
のうべん
)
がふくまれていた。わたしとカピの間にはことばは
要
(
い
)
らなかった。
初
(
はじ
)
めての日からおたがいの心持ちはわかっていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
“頓知(頓智話)”の解説
頓智話(とんちばなし)は、頓智を中心にした話の総称。頓知話、とんち話等とも書く。
(出典:Wikipedia)
頓
常用漢字
中学
部首:⾴
13画
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
“頓知”で始まる語句
頓知奇