韓暹かんせん)” の例文
下邳かひは徐州から東方の山地で、寄手よせて第六軍の大将韓暹かんせんは、ここから徐州へ通じる道を抑え、司令部を山中の嘯松寺しょうしょうじにおいて、総攻撃の日を待っている。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「では、直ちに、韓暹かんせんに行き会い、初めに其方が申した通り、わが為に、最善のはかりごとを施す気か、どうだ?」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楊奉ようほうは、日に増して曹操の勢いがさかんになって来たのを見て、或る折、韓暹かんせんに胸の不平をもらした。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)