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鞦韆
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ブランコ
ふりがな文庫
“
鞦韆
(
ブランコ
)” の例文
天井からは幾つかの
鞦韆
(
ブランコ
)
がブラ下り、衝立、小机、竹馬、大小の箱、
鞭
(
むち
)
、それに何に使ふか見當も付かないものが舞臺一パイに竝べてあり
銭形平次捕物控:118 吹矢の紅
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
公園の
鞦韆
(
ブランコ
)
は寂しさうに垂れ下つて居りました。小川のボートでは蝶がゆつくりと安心して日向の夢に耽つて居りました。
辞書と新聞紙
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
彼女は
鞦韆
(
ブランコ
)
の鉄棒を握るとき右の手は内へ向けて握り、左はいつもそとへ向けた。X印になるわけである。手もとへ引きよせた鉄棒は、下からの高さが四間は充分にあった。
ヒッポドロム
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
額部に古い、微かな傷のあるのは、幼い時
鞦韆
(
ブランコ
)
から落ちた痕だと言う。頸にも、少女の頃に鳥渡した腫物を切ったあとが残っていて、ニコラス・オグリフと弟の証言は疑いもないのだ。
土から手が
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
あの銀色をした温味のある白毛の
衾
(
しとね
)
から、すやすやと聞えやうかと耳を澄ます、
五月雨
(
さみだれ
)
には、森の青地を白く
綾取
(
あやど
)
つて、雨が
鞦韆
(
ブランコ
)
のやうに揺れる、
椽側
(
えんがは
)
に寝そべりながら、
団扇
(
うちは
)
で蚊をはたき
亡びゆく森
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
▼ もっと見る
あのグーン、グーンと全体に響く、快よい
鞦韆
(
ブランコ
)
の鼓動!
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
鞦
漢検1級
部首:⾰
18画
韆
漢検1級
部首:⾰
24画
“鞦韆”で始まる語句
鞦韆飛