面擦めんず)” の例文
ことに剣術の使手は眼の配りと面擦めんずれでわかるものだが、蜻蛉の辰が寝呆け眼をこすりながら出て来た時、三次は一眼見てこれは大きに違うと思った。
面擦めんずれ——こら、この面ずれが、何よりの証拠だ。」
口笛を吹く武士 (新字新仮名) / 林不忘(著)