青涕あをつぱな)” の例文
私や金と同じことに今では如何か一人立ち、然も憚りながら青涕あをつぱな垂らして弁当箱の持運び、木片こつぱを担いでひよろ/\帰る餓鬼の頃から親方の手について居た私や仙とは違つて奴は渡り者
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)