露臺バルコン)” の例文
新字:露台
露臺バルコンには椅子も一つ二つありました。で、私は腰をおろして、葉卷を出しました——所で今、失禮して一本吸ひますよ。
月の光を浴びた露臺バルコンからうね/\ととぐろを伸して鎌首を持ち上げ、私のチヨッキの内側にすべり込み、二分たつ中には私のしんの髓まで食ひ込んでしまつたのです。
私は彼がすつかり離れてしまつた話題を思ひ出させようと思ひ切つて云つてみた——「あのそれでヴァレンさんが這入つていらした時に、露臺バルコンをお離れになりましたの?」