露台バルコオン)” の例文
旧字:露臺
ただ彼は彼を乗せている動かぬ露台バルコオンが絶えず時間の上で疾走しつつあるのを感じたにすぎなかった。
花園の思想 (新字新仮名) / 横光利一(著)
或る日の夕暮、彼は露台バルコオンへ昇って暮れて行く下の海を見降みおろしながら考えた。
花園の思想 (新字新仮名) / 横光利一(著)