電臓でんぞう)” の例文
「わしは、責任を感じています。わしの作ったX号という電臓でんぞうは、死刑囚火辻のからだを利用していたのだ。電臓はこの中にはいっていたのだ」
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
博士が作った人工生物、電臓でんぞうは、三千ボルトという高圧の電気をあびて、はじめて生命力を持ったんだ。そして初めは、機械人間のからだの中にはいっていた。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
また、人造神経系統を作ることにも成功した。それからそれらをまとめて人造脳髄のうずいができたのだ。そして最後に谷博士独特の新製品であるところの、いわゆる「電臓でんぞう」が完成されたのだ。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)