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雑然
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ごちや/\
ふりがな文庫
“
雑然
(
ごちや/\
)” の例文
旧字:
雜然
そこには炭俵、漬物桶、又は耕作の道具なぞが
雑然
(
ごちや/\
)
置き並べてある。片隅には泥の
儘
(
まゝ
)
の『かびた芋』(馬鈴薯)山のやうに。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
彼方
(
あちら
)
の棚には茶椀、皿小鉢、
油燈
(
カンテラ
)
等を置き、
是方
(
こちら
)
の壁には鎌を懸け、種物の袋を釣るし、片隅に漬物桶、炭俵。台所の道具は耕作の器械と一緒にして
雑然
(
ごちや/\
)
置並べてあつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
お節は勝手の
草履
(
ざうり
)
を穿いたまゝ其小窓のところへ行つた。
無花果
(
いちじく
)
の枝、
漆
(
うるし
)
の葉、裏長屋の屋根などが
雑然
(
ごちや/\
)
入組んで見える町裏を通して朝らしい光を帯びた
鱗形
(
うろこがた
)
の雲が望まれた。
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“雑然”の意味
《名詞》
いろいろ入り雑じっていること。整頓されずまとまりがないこと。
(出典:Wiktionary)
雑
常用漢字
小5
部首:⾫
14画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“雑然”で始まる語句
雑然紛然