“隠喩”の読み方と例文
旧字:隱喩
読み方割合
いんゆ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、隠喩いんゆやあるいは直喩が叙述を修飾するとともに、議論を強めることができるという修辞上の独断が、いくらか真理らしく見えるのだ。
個人を考えるために全体を考えることを忘れてはならない。この事を老子は「虚」という得意の隠喩いんゆで説明している。物の真に肝要なところはただ虚にのみ存すると彼は主張した。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
隠喩いんゆ的でもあるが、アリストテレスはこれを「自然が作る」ἡ φύσις ποιεῖという。無論くいうも、我々の製作が自然の作用だなどというのではない。手が物を作るのでもない。
絶対矛盾的自己同一 (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)