“いんゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隠喩50.0%
隱喩33.3%
引喩16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
個人を考えるために全体を考えることを忘れてはならない。この事を老子は「虚」という得意の隠喩いんゆで説明している。物の真に肝要なところはただ虚にのみ存すると彼は主張した。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
小兒を餓鬼と云ふのも、喰ひ物にかけては、最も適切な隱喩いんゆであると。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
私はスレードの詐欺に対して、ふざけた引喩いんゆをしたところ、彼は有罪と無罪とを混同しないようにと、はなはだ熱心にわたしに向かって警告した。