“隆季”の読み方と例文
読み方割合
たかすえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清輔きよすけがある。隆季たかすえがある。女には堀川がある。安芸あきがある。小大進こだいしんがある。国歌はあたかも再興の全盛時代であった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
翌十九日、大宮大納言隆季たかすえの徹宵の準備で御幸はつつがなく行なわれた。三月も半ばを過ぎている。霞に曇る有明の月おぼろな空の下、御幸の一行は、地に淡い影を落しながら鳥羽殿へ向った。