“たかすえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隆季50.0%
高標25.0%
高資25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌十九日、大宮大納言隆季たかすえの徹宵の準備で御幸はつつがなく行なわれた。三月も半ばを過ぎている。霞に曇る有明の月おぼろな空の下、御幸の一行は、地に淡い影を落しながら鳥羽殿へ向った。
南谷は佐伯さえき毛利もうり伊勢守高標たかすえの実弟にして旗本滝川大学利広の養子となり、寛政十年より甲府勤番支配の職にあったのである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
長崎高資たかすえはかりごとを用い承久の例にのっとって、人臣の身としては不埓ふらちにも、主上を絶島にうつし参らせ、大塔宮様をとらえたてまつり、ともかくもせんものと計画し、このむねを六波羅へ申しやった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)