“陰々滅々”の読み方と例文
読み方割合
いんいんめつめつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何となく、火色の凶(わる)い短檠(たんけい)の灯を見つめて、陰々滅々(いんいんめつめつ)と谺(こだま)する犬の声をかぞえるように聴き耳をたてていた。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……だが、もし自分が、柴田と反争したまま、また主君のお叱りをうけたまま、この城門をしめこんで、陰々滅々(いんいんめつめつ)と、鳴りをひそめているとしたら——。どうだな。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わけて八幡宮の東の鳥合(とりあい)ヶ原は、その上覧桟敷(さじき)やら御愛育のたくさんな御犬寮もある所なので、一犬の吠えが万犬の吠えをよび、その諸声(もろごえ)は、鎌倉の海のとどろも打消して、陰々滅々(いんいんめつめつ)
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)