トップ
>
阿野廉子
>
あのやすこ
ふりがな文庫
“
阿野廉子
(
あのやすこ
)” の例文
「だが、いかに良い策があるにいたせ、
阿野廉子
(
あのやすこ
)
の御方とあっては、ちと手に遠い深宮の花だ。どうして、近づくことさえできるだろうか」
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
内々のご評議やら、またこれを父のお立場から、
准后
(
じゅんごう
)
の
阿野廉子
(
あのやすこ
)
にもおはかりになった結果か。——再度、坊門ノ清忠が信貴山の宮に
謁
(
えっ
)
して
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
悲哭
(
ひこく
)
する廷臣をべつとすれば、わずかに、御生涯の
艱苦
(
かんく
)
をともにして来た
准后
(
じゅんごう
)
阿野廉子
(
あのやすこ
)
と、第七皇子の
義良
(
よしなが
)
十三歳のおふたりだけであったのだ。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そんなときの
阿野廉子
(
あのやすこ
)
は、たとえば下世話でいう世話女房ぶりの実意を帝の
看病
(
みとり
)
につくして、ほかの二人の妃にも一切、手をかけさせないほどだった。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
思うに、後醍醐が恋いこがれていらっしゃるのは、ご寵愛第一の三位ノお局(
阿野廉子
(
あのやすこ
)
)にあろう。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
思うに、ひるま、
新勾当
(
しんこうとう
)
ノ内侍と称して外出した女性たちのうちには、
准后
(
じゅんごう
)
の
阿野廉子
(
あのやすこ
)
もまじっていて、すでに彼女はさきにここを落ちていたものであったろうと想像される。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
阿野廉子
(
あのやすこ
)
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
廉
常用漢字
中学
部首:⼴
13画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“阿野”で始まる語句
阿野
阿野全成
阿野公誠