阿房宮あぼうきゅう)” の例文
要塞ようさい門より」とか、「前の家より」とか、「城のあとより」とか、「阿房宮あぼうきゅうより」とか、「隣り村より」とか
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
蝶よ花よと育てた愛女まなむすめが、堕落書生の餌になる。身代を注ぎ込んだ出来の好い息子が、大学卒業間際に肺病で死んでしまう。蜀山しょくさんがした阿房宮あぼうきゅう楚人そびとの一炬に灰になる。
地蔵尊 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「馬鹿、そいつあ阿房宮あぼうきゅうだ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)