トップ
>
闕腋
>
けってき
ふりがな文庫
“
闕腋
(
けってき
)” の例文
上着は紺色の
闕腋
(
けってき
)
で、頭には
折烏帽子
(
おりえぼし
)
を
被
(
かぶ
)
り、下には
水浅葱
(
みずあさぎ
)
色の段袋を
穿
(
は
)
くという、これはすべて岡倉覚三先生の趣味から来たものであったが
美術学校時代
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
これは岡倉氏の意匠で学校の正服に採用された
闕腋
(
けってき
)
というものだそうで、氏は私に着せてから
幕末維新懐古談:65 学校へ奉職した前後のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
それまでの
闕腋
(
けってき
)
と
折烏帽子
(
おりえぼし
)
を止めにして普通の
金釦
(
きんボタン
)
にしてしまった。初めに闕腋を恥かしがったのが、今度はこんな金釦になってつまらないという気がしてならなかった。
美術学校時代
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
それまでは例の
闕腋
(
けってき
)
である。先生もきちんと時間までに登校し、一定の時間に帰る。
回想録
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
“闕腋”の意味
《名詞》
衣服(袍)の両腋の下を縫わずに開けたままのもの。
(出典:Wiktionary)
“闕腋(
袍
)”の解説
袍(ほう)とは、日本や中国などで用いられる衣服。日本においては、朝服の上衣のひとつ。武官・幼年用の闕腋袍(けってきのほう。両わきの袖付けの下を縫い合わせない)と、文官用の縫腋袍(ほうえきのほう。袖付け下を縫い合わせる)がある。
(出典:Wikipedia)
闕
漢検1級
部首:⾨
18画
腋
漢検1級
部首:⾁
12画
“闕”で始まる語句
闕
闕下
闕所
闕乏
闕員
闕乱
闕候
闕国
闕失
闕如