間隔あわい)” の例文
間隔あわいが次第に縮まって来る。今は双方とも物を云わない。十二本の剣がヌラヌラと、宵闇のような森の中を、一本の剣へ迫って行く。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
少しの間隔あわいを置いて審判が
「お前達のような凡眼には、時刻ときは深夜、間隔あわいは遠し、なるほどねえ、見えないかも知れない、が、確かに恐ろしい船が、一隻帆走って来るのだよ」
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)