“門祝”の読み方と例文
読み方割合
かどいわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その別宴でもあり、またこれは、筑紫びらきの門祝かどいわいであるぞ、とも誰かが言った。そして、かたちばかりの茶碗酒に他日をちかいあったのだった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや。これへ参ったのは、師直が一存にすぎず。なにとぞ、過ぐる日の無礼は水にお流しあって、師直が心ばかりな、とっさのお門祝かどいわいを、寸時、おみ上げ願いとう存じまする」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)