門口かどくち)” の例文
あぶないと思ったからでもあろう、吉弥が僕を僕の門口かどくちまで送って来た。月のいい地上の空に、僕らが二つの影を投げていたのをおぼえている。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)