くろがね)” の例文
そは多くの焔墓の間に散在して全くこれを燒けばなり、げにいかなる技工わざといへどもこれより赤くはくろがねを燒くをもとめぬなるべし 一一八—一二〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
くろがねの絲凡ての者のまぶたを刺し、これを縫ふこと恰もしづかならざる鷹を馴らさんとする時に似たりき 七〇—七二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
この眞理を我に現はす所のあかしが、ともなへる諸〻のわざ(即ち自然がその爲くろがねを燒きまたは鐡床かなしきを打しことなき)
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)