“鐘銘”の読み方と例文
読み方割合
しょうめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「鐘の賦」という長い詩のその冒頭に掲げられた有名な鐘銘しょうめいに眼がとまると、園はここの時計台の鐘の銘をも知りたいと思った。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
八王子の西方に浅川村大字上椚田かみくぬぎた、その西南に津久井郡吉野駅字椚々戸くくと、その他同じ例はたくさんある。相模中郡東秦野ひがしはだの村大字名古木ながき村なる玉伝寺の宝永元年の鐘銘しょうめい等には並椚なこのき村とある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
詰草つめくさの寛永通宝に交って、たった一枚、真新しい文銭ぶんせん、——それは昔々徳川家康が鐘銘しょうめいに文句を付けて、豊臣家を困らせ、大坂夏の陣の原因になった方広寺の大仏を、寛文二年(一六六二)三月