つむ)” の例文
何千というつむが絶え間なく廻っている。そこに十四五から、七八くらいの娘さんが一人か二人で働いている。平均一日五里以上を歩く。
昔の糸車にてつむぐ時は、一本のつむに一人を要すべきに、今はわずかに六七人の工女にてよく二千本の錘を扱うをべし。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)