“錘舌”の読み方と例文
読み方割合
クラッパー100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこまで来ると、頭上の格の中から、歯ぎしりのような鐘を吊したかんきしりが聞え、振動のない鐘を叩く錘舌クラッパーの音が、狂った鳥のような陰惨な叫声を発している。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「聞えないかい、あれが。風の絶え間になると、錘舌クラッパーが鐘に触れる音が、僕には聞えるのだがね」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)