鉛玉なまりだま)” の例文
しやがって、ふざけた野郎だ。さッ、お白洲しらすだぞ、世話をやかせずに、泥を吐かねえと、捕縄の端の鉛玉なまりだまが横ッ面へ飛んで行くからそう思えッ
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と言って、米友が鉛玉なまりだまを飲まされたように、眼をまるくせざるを得ませんでした。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)