鉛丸なまりだま)” の例文
鉛丸なまりだまり方が素人療治であったせいか、左の脚の甲からくるぶしがひどく腫れあがり、今以て十歩とあるくこともできないのだった。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弾もまた三匁から七匁ぐらいな鉛丸なまりだまを、漸く三発も撃てればよい方で、後は筒の関金せきがねや薬筒のけついた部分などを掃除しないと使えない。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)