“鉄壜”の読み方と例文
読み方割合
てつびん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子は「うん。」といって灯のついたままの提灯を畳んで枕もとに置いてから、母について降りた。そして鉢へめた鉄壜てつびんの湯をいっぱいいで、それを再び二階へ持って来て枕元の提灯の傍へおいた。
(新字新仮名) / 横光利一(著)
鉄壜てつびんの手に触れかかると半分眼を開けて急いで頭を上げた。
(新字新仮名) / 横光利一(著)